自由な発想で旧車ハーレーをオレ流に!チョッパーの魅力
ハーレーに興味がある方なら耳にしたことがあるだろう「チョッパー」という単語。
これを聞いてどんなバイクを想像しますか?映画『イージーライダー』に出てきたような長いフロントフォークをイメージする方が多いのではないでしょうか。もちろん、あの特徴的なオートバイもチョッパーですが、ああいった形にカスタムしたものだけを指すわけではありません。
「chop=ぶった切る」という意味の通り、元々取り付けられていた部品を取り外したり切り取ったりしてカスタムしたものを指すのです。
そもそもチョッパーはどのようにして生まれたのでしょうか。その始まりは第二次世界大戦後あたりと言われています。軽くてスリムなモデルが多かったヨーロッパ車と比べて重めだったアメリカ車を軽快なものにしようと、フェンダーやタンクを取り換え始めたのがきっかけだったようです。また、一口にチョッパーと言っても様々なスタイルがあることは知っていますか?スリムな印象のデンバースタイル、ネックを寝かせて前屈みになって乗るディガースタイルなどはすぐに思い浮かぶ方が多いかもしれませんね。
他にもオールドスクール、ニュースクールにボバーなど、ハーレー乗りたちが愛車の走りと個性を追求していった結果スタイルは細分化されていったのです。
もちろんスタイルにも流行があり、カスタムショーではビルダーが知恵を絞って衝撃的なカスタムを披露することでそのスタイルが流行ったりすることもあります。しかし、チョッパーの原点はやはりハーレーの走りへのこだわりとそれを表現する自由な発想にあるのではないでしょうか。少しでも興味がある方は、まずはハンドルのカスタムから考えてみては?一期一会の旧車にもますます愛着がわくでしょう。
もしかしたら、底なしの「チョッパー沼」にはまってしまうかもしれません。